Knightly Willow Cove
K
私たちのストーリー

柳の入り江の記憶

香りは対話だと思っている。作る人間の顔が見えなくなったら、それはもう別のものになる。
創業 1974
1974

1974年の秋、植物学者のHenri Fontaineと画家のMarguerite Clairが、パリのサン=ジェルマン=デ=プレ、ボナパルト通り14番地の小さな店舗を借りた。Henri はグラースで十年間、ラベンダーとジャスミンの蒸留を研究していた。Margueriteは南仏の風景を描きながら、植物の匂いを色彩で記録していた。二人が最初に作った香りは「Saule 1974」、柳の葉と白檀と、プロヴァンスの乾いた土の記憶だった。瓶は当時のリヨンの吹きガラス職人に頼んだ。百本だけ作り、友人と近所の人に配った。

1981

1989年、HenriとMargueriteの娘であるIsabelle Fontaine-Moriがグラースの調香学校ISIPCAを卒業し、パリに戻った。彼女はその前の三年間、ロンドンのフレグランスハウスMaison Aldwychでアシスタント調香師として働いていた。父の工房に戻ったIsabelleは、既存の香りを一本ずつ再評価し、原料の産地記録を整備し直した。2001年には店舗をボナパルト通りから、現在の場所に移した。移転の際、創業時のガラス棚と木製の引き出しはそのまま運んだ。

Isabelle Fontaine-Mori
代表 · 1974
Isabelle Fontaine-Moriは1966年、パリ生まれ。植物学者の父Henri Fontaineと画家の母Marguerite Clairの間に育ち、幼少期をボナパルト通りの工房で過ごした。グラースのISIPCAで調香を学んだ後、ロンドンのMaison Aldwychでアシスタント調香師として三年間勤務。1989年に家業に戻り、2001年に代表に就任した。代表作は「Saule 1974」の復刻版と、2009年に発表した「Brume d'Octobre」。趣味は植物標本の収集で、工房の引き出しには三十年分の乾燥花が入っている。